すでに新聞報道等でご存知のことと思いますが、平成24年11月5日(月)に行われた第14回 江別小学校・江別第三小学校統合委員会で、統合校の設置場所を現在の江別第三小学校(江別市緑町西1丁目37)の場所とすることが合意され、一定の結論が出されました。
巷では、私たち江別小学校を守る会が高圧的な団体で、統合委員会や教育委員会へ圧力をかけ、統合の邪魔をしているかのように非難する方々もいらっしゃるようです。結論が出された以上、悪あがきをするつもりはありませんが、黙って見過ごすわけにはいかないことがありますのでお伝え致します。
写真は11月7日付けの北海道新聞朝刊江別版の記事です。この記事のなかで、20名の統合委員のうち18名が出席し、反対するものもなく決まったとの記述がありますが、全会一致で決まったかのような誤解を招く恐れがあます。
まず、統合委員の構成ですが、
「江小・三小統合委員会だより」第8号をご覧いただくとわかりますが、20名中8名が教育委員会を上部組織とする教員で、教育委員会からも佐藤哲司教育部長が参加していますし、本来、中立的でなければならない支部英孝委員長を合わると、10名が積極的に賛成反対を言える立場にありません。
また当日、清水裕二委員と石堂了正委員の2名の欠席がありましたが、事前の各委員への日程調整の際、11月5日は都合が悪いと返答し、再三に渡り交渉を行ったにもかかわらず、他18名が参加できるとの理由から決行されました。両名はともに当初から第三小敷地への設置に反対の立場をとっておりました。つまり、この二人を封じれば、今回の統合委員会はスムーズに結論を出すことができたということです。
両名は開催日程変更がかなわなかったので、当日までに意見書を提出すべく、11月5日の日中に石堂委員はFAXで、清水委員はメールで送付したそうです。上の画像が、石堂委員が提出した意見書です。統合委員会の冒頭で事務局によって読み上げられましたが、ほとんど議論されることなく受け流されてしまいました。お読み頂ければわかりますが、江別第一中学校のPTA会長としての視点で意見が述べられており、これがほぼ無視されるということは、その立場で統合委員に委嘱されている意味がなく、形式的に頭数を揃えているとしか思えません。
特に統合後の中学校の通学区域に関する議論は全くされておらず、現状でも第一中学校が抱える、いわゆる「中一ショック」や「中一ギャップ」などと呼ばれる症状に起因する不登校などの問題がさらに深刻化する恐れがあり、それがことごとく無視されているわけです。
この文書は、
こちらにも掲載されていますので、あわせてご参照ください。
問題はこちらの清水委員の意見書です。ご本人の承諾をいただきましたので掲載させていただきました。事務局である教育委員会のミスで、当該のメールが統合委員会前に開封されず、結果的に第14回統合委員会で配布されることも、読み上げられることもありませんでした。このことは江別市街地自治会連絡協議会でも問題視しており、11月9日に開かれた役員会の中でもとりあげられ、教育委員会や江別市の対応に疑問の声や怒りの声が上がっておりました。
何度も申し上げますが、地域の協力なくしてより良い学校教育が出来るとは思えません。なぜここまで私たちや、地域の人たちは、教育委員会や統合委員会から敵視され、排除されるのでしょうか。私たち江別小学校を守る会の事務局は、PTA会長を歴任してきました。ですので学校と地域とのつながりが、いかに大切かを身を持って体験してきています。このままでは日常の挨拶すらまともにできない関係が、あちらこちらに出来てしまいます。