2011年1月23日日曜日

"対雁学校の歴史を考えるために"参加してきました

先日お知らせした(社)北海道アイヌ協会江別支部主催の「2010年度 第2回 公開講演会」へ行ってきました。前日からの大雪の影響で、30分遅れの開催となりました。江別市で最も歴史のある江別市立対雁小学校の前身である対雁学校は、1877年(明治10年)北海道開拓使により、強制移住させられた樺太アイヌ(108戸841名)の教育を目的として設置されました。しかし、1986年(明治19年)から翌年にかけコレラなどの伝染病の流行し、351名の死者を出したことや、石狩・来札への再移住などによって10年あまりで樺太アイヌの児童は姿を消してしまいます。私たちは、このような過去の不幸な歴史の上に、今日の繁栄があるということを肝に命じなければなりません。
この樺太アイヌ強制移住殉難者は「乗佛本願生彼國」の碑とともに、江別対雁のやすらぎ苑に眠っています。毎年6月の第3土曜日に、当時と同じ廣間山 眞願寺により法要が行われております。

樺太アイヌ強制移住殉難者墓前法要の様子 : http://www.singanji.com/archives/1957.html

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