3月11日午後2時46分、江別小学校の向かいにある眞願寺の鐘楼堂より諸行無常の音が十打、十方に響きました。とても悲しく寂しい思いの中で、大きな鐘の音が私の心の隅々まで響き、「いのち」のはかなさと、現実を見つめさせていただきました。日本全国、いや世界中で共感し、追悼の思いを抱いておられたことでしょう。今なお悲しみのど真ん中におられる多くの方々に思いを寄せて、お念仏申させていただきました。そして、人ごとではない自分の問題として、いのちの尊さに目覚め、あらゆる災害に備え出来うる対策を考えていかなければならないことだと思います。
石狩川に隣接するこの地域では、眞願寺も江別市の一時避難所に指定されています。江別小学校も避難所に指定されています。この地域にもし水害が起きたときは、高台にあるこの二カ所がいのちの砦になることでしょう。そして大きな地震に対しても避難所としての備えを考えなければならないと思っています。江別小学校の時計塔には国旗が半旗で掲揚されていました。ともに、地域を大切に助け合いながらいただいたいのちを精一杯、過ごしてゆきましょう。
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