2010年12月5日日曜日

「ボス」と慕われた教師

人気テレビドラマ「3年B組金八先生」の脚本家として知られる小山内美江子さんの著書のタイトルです。この本に登場する「ボス」とは江別小学校第二十三代校長小椋英史氏のことです。本書の中で、江別小学校における逸話も紹介されています。

小椋校長は1993年(平成5年)4月に江別小学校へ赴任し、1996年(平成8年)3月に定年退職されました。その後小山内美江子さんが代表を務めるNGO/NPO「JHP・学校をつくる会」でカンボジアでの学校づくりに参加し、定年後の「青春」をスタートさせ新たな生きがいを見出した矢先、1998年3月25日突然肺梗塞で亡くなります。現役教師時代は長年にわたり組合専従として激しい闘争に明け暮れ、現場復帰後は小中学校の教頭・校長を歴任しますが、タイトルにあるように、校長時代は職員室の机の上に「Please call me BOSS」三角名札を置き、「見る前に跳べ」「走ってから考えろ」を実践します。
小椋校長がカンボジアで急逝して間もなく、手掛けた学校が完成し「小椋トロケアット小学校」と名づけられ、校舎の壁には遺影と紹介文が飾れており、毎年3月にはお酒と花と線香が捧げられているそうです。

岩波書店 「ボス」と慕われた教師 : 
JHP・学校をつくる会 : 

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