10月に入り急に肌寒くなり秋の深まりを感じます。そんな10月1・2日の二日間、江別第一中学校では第64回文化祭が行われました。
江別第一中学校は生徒数613名で、現在、江別市内に9校ある中学校の中で最大規模となっています。ですので文化祭も大変賑やかで、生徒たちの取り組みも多岐にわたります。
中でもクラス対抗の合唱コンクールが最も注目を集めますが、「壁新聞」、「パネル」、「学年発表」、「ステージ発表」などがあり、先日定期演奏会を行なった吹奏楽部も、3年生最後のステージにのぞみます。
「壁新聞」は例年、一定のテーマに沿った記事を主題に、様々な視点から取り組まれます。今年のテーマは「国際理解、国際協力に関わる話題」です。
非常に大きなテーマのせいか、17クラスでほとんど重複しない内容となっていました。また、子どもたちの鋭い視点と、大人であれば躊躇しがちな話題にも、積極的に取り組む姿勢が目に止まりました。
「パネル」は、今年の文化祭全体のテーマでもある「EXTREME~極限~」を、クラスごとに描いています。金賞を受賞した3年2組の「I will tell in the future」は、過去の忌まわしい経験から未来へ託される僅かな希望、二度と同じ過ちを繰り返さないために、その希望を、私たちはどんな事があっても後世に伝えていかなければなりません。そんな思いが感じ取れます。
「学年発表」では、3年生が縦6.5m×横10mの大きな絵を、1cm×1cm四方のマスに色を塗り表現した「デジタルモザイク」を製作し、体育館に展示されていました。修学旅行での集合写真ですが、離れて見ると不思議と一人ひとりの表情までわかります。
PTAではバザーを開催していましたが、生徒数が多い上に来場者も相当数訪れるため、大変な賑わいでした。札幌市内の中学校では、学校祭や文化祭を縮小し簡略化する傾向にあるようですが、歴史と伝統ある江別第一中学校の文化祭は、子どもたちと一緒に楽しむことができる行事として、いつまでも変わらず在り続けて欲しいと思います。
一中がそんなに大きな学校になっているとは意外です。
返信削除20年前よりも規模は大きくなっているのでしょうか。
校歌がとても良い学校だったと記憶しています。