2010年6月8日火曜日

江別小学校の”あけぼの”像

江別小学校の前庭には白い人魚の親子をかたどったと思われる像があります。台座の正面に”あけぼの”と、裏面には”製作 竹中敏洋”、”寄贈 高島五作”、”一九六四年十月建立”と彫られています。

1964年(昭和39年)10月8日市制施行10周年記念行事の一つとして除幕式が行われました。江別市総務部「新 江別市史」本編561頁に、”記念式典は、一〇月四日、江別小学校体育館で行われた。出席者は市内外の関係者約五〇〇人。まず江別の礎を築いた先人の霊に対して一分間の黙祷。そののち、松川市長が式辞を述べた。つづいて、江別で最初の名誉市民となった町村敬貴へ称号の贈与、当年度市政功労者八人の表彰、市政一〇周年にあたり岩田敏子ら功労者二三人に表彰及び感謝状が贈呈された。つづいて来賓からの祝辞があり、式典後、祝賀会が開催された。”とあります。

江別市の発展の歴史の影で、江別小学校が本来の教育施設の機能とは別に、コミュニティの場として地域に果たしてきた役割が大きかったことがうかがえます。

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