2012年11月4日日曜日

通学距離について、再び

「江小・三小統合委員会だより」第13号のなかで、10月4日に両校のPTA役員12名が出席して協議を行い、通学距離を最重視して、現在の第三小学校の場所に統合校を建設することで合意をした旨が記載されています。
子どもたちのためと言いつつ、本当は大人の都合や私欲が優先されてはいないのでしょうか。
牧場町ツルハ付近から三小 1969m
牧場町ツルハ付近から江小 2199m
牧場町ツルハ付近からいずみ野小 1037m
牧場町ツルハ付近から対雁小 847m
牧場町ツルハ付近から中央小 816m
牧場町から三小、牧場町から江小への通学距離の差は、このグーグルマップで計測する限りでは230m程です。何度も申し上げますが、江別小学校へ統合校を建設した場合、校舎から体育館までのすべてが改築対象となります。ですので、校舎をもう少し国道12号側へ寄せて建てることが可能です。さらに、一番町自治会館側にも敷地への入り口をつくれば、この230mをさらに50mくらいは縮めることは容易です。そうすれば三小校区の一番町と弥生町の大半は江小のほうが近くなり、若草町と元町も、江小・三小とも差は僅か100数十メートルとなります。
弥生町セブンイレブン付近から三小 1110m
弥生町セブンイレブン付近から江小 1099m
3番通りから4番通りまでの牧場町の方々は、いずみ野小学校や対雁小学校、中央小学校のほうが第三小学校よりも近く、通学区域を変更したほうが児童のためです。現実に、牧場町に住む児童の多くは学校選択制を利用して、これらの他校へ通っています。同じような理由で学校選択制を利用して、上江別や東光町、高砂町などから多くに児童が江別小学校へ通ってきています。子どもたちのことを思い、通学距離を最優先するのであれば、通学区域変更の声が聞こえてこないのが逆に不思議です。

実際にはほとんど通学してきていない児童を含めて、通学距離を根拠にするのはいかがなものでしょう。それは学校選択制の利用者を差別し、切り捨てるのと同じ事です。学校選択制がある以上、制度を利用して通う児童のことをもっと考慮すべきです。

それほどまでに日常の通学の安全というのであれば、いっそのことスクールバスで通うことを前提に、江別小学校は上江別小学校へ、第三小学校はいずみ野小学校へ統合してはいかがでしょうか。中学校区も変わらず、いわゆる「中1ショック」や「中1ギャップ」という心配も緩和されると思いますし、江小・三小両校にとって互いに公平です。ましてやお金をかけて学校を建設する必要もありません。これから議論が進むにつれ、中学校区をどうするのかという問題に直面します。避けて通るわけにはいかないのですから、このようなことも選択肢としてはありえると思います。

※重複する部分も多くありますが、以前の投稿「私たちの思い 1」「私たちの思い 2」もあわせてお読み頂ければ幸いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿