2010年9月26日日曜日

さっぽろ<子育て・教育>市民フェスティバル2010

今年で10周年を迎える「さっぽろ<子育て・教育>市民フェスティバル2010」が10月10日(日)9:45から16:45まで、札幌市社会福祉総合センター(札幌市中央区大通り西19丁目)で開催されます。午前は「子育て・教育と憲法を考える」をテーマに、小森陽一氏(東京大学大学院教授)の記念講演が行われ、午後は(1)父親の子育てを考える-職場の取組み最前線(2)みんなで語ろう小中学校のようす(3)高校統廃合問題から考える地域と学校(4)特別支援教育を語ろう(5)学校現業職員職務換えと民間委託化問題について(6)各教科指導分科会の6つのテーマ別学習交流会と、「札幌の<子育て・教育>と子どもの権利」をテーマにパネルトークセッションが行われます。午前の記念講演の講師である小森陽一氏は、晩年を江別市ですごした陶芸家小森忍氏の孫にあたり、江別に縁のある方であることと、先日も当ブログでお伝えしましたが、9月13日に北海道教育委員会から発表された公立高等学校配置計画(平成23年度~25年度)」への関心から、興味を持ちましたのでお知らせいたします。

2010年9月23日木曜日

若葉幼稚園の運動会

今日は江別小学校のご近所にある若葉幼稚園(江別市5条5丁目8番地)の運動会でした。園庭が狭いため、毎年江別小学校のグラウンドで行われています。

ほんの数日前までの暑さがうそのように、曇りで肌寒いぐらいでしたが子供たちは元気にグラウンドを走り回っていました。

お父さんお母さんも子供たちに負けてはいられません。綱引きで大盛り上がり。子供たちと共に過ごした一日でした。
創立76年という江別市内で最も歴史ある若葉幼稚園も、現在では全園児50名に満たない状態で、将来江別小学校へ入学する子供たちも一桁程度で寂しい限りです。この運動会も、江別地区に残る貴重な原風景の一つと言えるのではないでしょうか。

2010年9月21日火曜日

第4回地域協議会の開催が決まりました

平成22年10月7日(木)午後5時より、江別小学校PTA会議室において第4回「江別小学校・江別第三小学校適正配置地域協議会」が開催されることとなりました。前回の地域協議会におきまして提案されました通り、江別小学校校舎での開催と、協議会に先立って午後4時より、上江別小学校の見学を行うことになりました。議題は以下の3項目です。

(1) 江別小学校校舎の見学
(2) 江小・三小の統合にかかる諸課題について
(3) その他

協議会に先立っての上江別小学校校舎の見学と(1)の江別小学校校舎の見学は、比較的新しい校舎とレンガ校舎を同時に見学することで、理想とする学校をイメージし易く、(2)の江小・三小の統合にかかる諸課題についての議論が活発化するものと思われます。

2010年9月18日土曜日

小中学校の2学期制

9月17日付北海道新聞の朝刊に、「小中2学期制検討」という見出しで9月16日の江別市議会における一般質問の内容が掲載されています。以下、記事の抜粋転載です。

月田健二教育長は、市内小中学校での2学期制の導入に向け、市教委が検討を始めたことを明らかにした。来年の早い時期に制度の説明やアンケートを保護者や学校評議員に実施し、その後に判断する。
2学期制は現在の3学期制に比べ、定期試験の回数が減り、成績評価も1回減ることなどにより、年間の授業時間を増やすことができる。成績評価も長期間の学習成果で判断できる。一方、試験範囲が広くなるなどの課題もある。
2学期制導入は、30年ぶりに授業時間が増える新学習指導要領が小学校で2011年度、中学校で12年度に実施されるのに合わせた措置で、江別で導入する場合も12年度以降になる見通し。

文部科学省が平成21年度(調査期間平成21年4月15日~平成21年6月5日)に行った「平成21年度公立小・中学校における教育課程の編成・実施状況調査」によると、平成21年度(一部平成20年度実績、平成22年度予定を含む)、2学期制を実施する予定の学校の割合は、公立小学校は約22%、公立中学校は約23%になっています。まだ多い数字ではありませんが、ここ2年くらいのあいだに急速に導入されることが予想されます。2学期制のメリット・デメリットを保護者や学校評議員に限らず、これから小学校入学を控えた保護者、さらには当事者である児童生徒にも丁寧な説明を行い、意見・要望を取り入れたうえで、検討・実施してほしいと思います。

2010年9月17日金曜日

「江小・三小地域協議会だより」第2号が発行されました

平成22年8月30日(月)に第3回江別小学校・江別第三小学校適正配置地域協議会が開催されたことはこのブログでもお伝えしましたが、その協議経過が記載された「江小・三小地域協議会だより」第2号が発行され、本日、江別市教育委員会のホームページに掲載されましたのでお知らせいたします。以下のリンクよりご覧ください。なお、対象校と両校区の自治会には9月下旬までに配布・回覧される予定ですので、あわせてお知らせいたします。


江別市教育委員会

江小・三小地域協議会だより

※リンク先PDFファイルをご覧になるにはAdobe Readerが必要です、アドビ社のホームページで無償で配布されています。

2010年9月16日木曜日

江別小学校の修学旅行

今朝、江別小学校の6年生40名が修学旅行へ出発しました。今日から2日間白老・洞爺湖方面へ行ってきます。

これ以上ないほどのさわやかな晴天に恵まれ、グラウンドにて出発式のあと、期待に胸を膨らませ、大きな荷物も軽々とバスへ乗り込みます。

全校児童と保護者の方々の見送りの中、元気に出発いたしました。有意義な2日間であるよう旅行中の無事を祈るばかりです。

2010年9月15日水曜日

北海道教育委員会「公立高等学校配置計画」

9月13日、北海道教育委員会は「公立高等学校配置計画(平成23年度~25年度)」を公表しました。今年の6月に計画案が公表されたばかりですが、若干の修正を加え、ほぼ計画案通り決定したようです。この3ヶ月間の間に、2度の「公立高等学校配置計画地域別検討協議会」が開催されたようですが、”地域”としている対象が広すぎ、参加者の構成も当事者の意見を反映していないなどの批判が出ているようです。また、一部の地域では反対運動も活発化しています。小学校の統合とは異なることも多いと思いますが、今後の動向を注目していきたいと思います。

北海道教育委員会 : http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/index.html
北海道教育委員会新しい高校づくり推進室 : http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/akd/
篠路高校と拓北高校を守る会 : http://pub.ne.jp/tougouhantai/

2010年9月12日日曜日

サッポロビール園の赤レンガ

先日、サッポロビール園(札幌市東区北7条東9丁目2-10)へ行ってきました。ここには北海道遺産にも指定されている、古いレンガ建造物があります。現在は日本で唯一のビール博物館である「サッポロビール博物館」となっています。

1890年(明治23年)に札幌製糖株式会社が製糖工場として建設し、その後サッポロビール株式会社の前身である札幌麦酒会社が1905年(明治38年)に製麦工場として改修し、1965年(昭和40年)まで操業が行われました。そして1982年(昭和57年)、「サッポロビール博物館」として正式に開館、1986年(昭和61年)より、将来にわたり保存させるため大規模な改修工事を実施しました。

現在は、周辺に点在していた倉庫や工場群を整理し、ショッピングセンターアリオ札幌が併設され、調和のとれた街並みを形成し、四季を通じて魅力的な観光施設となっています。

サッポロファクトリーもそうですが、歴史的建造物の保存と大規模なショッピングセンターの共存は、街づくりという意味合いでも大変興味深いものがあります。以下参考にさせていただいたページです。

サッポロビール園 : http://www.sapporo-bier-garten.jp/
アリオ札幌 : http://www.ario-sapporo.jp/
第17回BELCA賞ロングライフ部門 : http://www.belca.or.jp/l77.htm
大成建設 歴史的建築物の保存改修 : http://www.taisei.co.jp/ss/history/menu01/1171084534487.html
北海道遺産 : 札幌苗穂地区の工場・記念館群
ウィキペディア : サッポロビールサッポロビール博物館

2010年9月9日木曜日

文部科学省「廃校施設等活用状況実態調査」

文部科学省が各都道府県教育委員会を通じ、平成22年5月1日現在の「廃校施設等活用状況調査」の結果をまとめ、9月3日に公表しました。以下に主な資料を転載いたします。


●廃校発生数 【資料1・2】
平成21年度廃校数 526校(平成4年度以降2番目に多い校数)
(小学校):332校、 (中学校):87校、(高等学校):94校、(特別支援学校):13校
平成4年度以降廃校となった学校数 5,796校
●廃校施設の活用状況 【資料3・4・5】
平成14年度から平成21年度の廃校数 3,671校
(小学校):2,317校、 (中学校):660校、(高等学校):643校、(特別支援学校):51校
現存する建物があるもの 3,310校
うち何らかの活用が図られているもの※ 2,295校(69.3%)
うち現在活用が図られていないもの 1,015校(30.7%)
(建物利用の予定有り):221校(6.7 %)、(建物利用の予定無し):794校(24.0%)
※主な活用事例
社会体育施設、社会教育施設、体験交流施設、文化施設、老人福祉施設
保育所などの児童福祉施設、民間企業の工場やオフィスなど
●休校等の実態 【資料6・7】
平成22年5月1日現在の休校等校数※ 454校
うち何らかの活用が図られているもの 284校(62.6%)
(1年以上の利用):50校(17.6%)、(一時的利用):234校(82.4%)
うち現在活用が図られていないもの 170校(37.4%)
(休校等としている主な理由)
児童生徒数の増加が見込まれていた、地域・保護者等に配慮など
※ 本調査における「休校等」とは、平成22年5月1日現在において在学者がいない学校
(廃校を除く)をいう。

この資料をご覧になって皆さんはどのように感じられますか。想像していたよりも多い数字ではないでしょうか。しかし、この先さらに増えていくことが予想されます。江別市はもとより、札幌市を含めた周辺都市の学校統廃合はこれから本格化します。財政的な効率を優先するとやむを得ないのかもしれませんが、子供たちの教育環境の悪化を招くようでは本末転倒です。統廃合された学校はおおむね通学区域が拡大します。特に小学校においての通学区域の拡大は、安全性の確保が課題となり、スクールバス等の運用で、徒歩以外の通学が考えられます。極端な例かもしれませんが、それは安全とのトレードオフとして、学校までの道のりの中で、地域と触れ合い学ぶ機会を奪い、地域とのコミュニティが希薄となり、社会性の欠如にもつながっていきます。当ブログの投稿でも再三お伝えしておりますが、今日まで、街は学校を中心として発展してきました。高齢化が加速する社会における街づくりと学校のあり方について、私たちは真剣に考えなければならない時期に来ています。


文部科学省 : 「廃校施設等活用状況実態調査」の結果 及び ~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクトの概要について

国土交通省 : 大都市圏におけるコミュニティの再生・創出に関する調査結果について

2010年9月8日水曜日

江別小学校開校記念日

今日9月8日は江別小学校の開校記念日です。1899年(明治32年)9月8日江別小学校の前身である江別尋常高等小学校が、現在地である萩ケ岡に設立されました。1886年(明治19年)設立の江東小学校から数えて124年、萩ケ岡に移転してから111年が経ちました。子どもたちにとっては休日となり嬉しい一日となりました。

さらに、今日から三日間は江別小学校の隣にある江別神社の例祭です。江別市中央公民館(コミュニティセンター)周辺には露店が並び、普段は物静かな界隈が賑わう三日間となり、江小の子どもたちにとっては”開校記念日はお祭り”ということで、毎年の楽しみとなっています。

2010年9月7日火曜日

平成22年第2回江別市議会定例会会議録

6月に開催された平成22年第2回江別市議会定例会の会議録が、江別市議会のホームページに掲載されました。「平成22年第2回江別市議会定例会会議録(第4号) 5/5ページ」に、江別小学校と江別第三小学校の統合問題と地域協議会について清水直幸議員が行った一般質問が記載されています。要約すると真意が損なわれる可能性がありますので、少々長文になりますが以下に原文のまま抜粋いたしました。詳しくは最下のリンクから全文を御覧ください。

○清水直幸君
現在、江別市学校適正配置基本計画を基に、江別小学校と江別第三小学校の統合に係る地域協議会が設置され協議が進められております。条丁目地区、緑町地区、一番町・弥生町地区を中心に、各地区の代表にご参集いただき、今後の指針について協議していただこうということであります。地域協議会の発足前から情報が錯そうし、井戸端会議的な場では、それぞれの地域の立場から、口論じみた話合いがあったようにお聞きしております。江別地区は、もともと江別発祥の地であり、母町と呼ばれ、戦前から昭和50年代後半までは、まちに買物に行くと言えば、江別の条丁目地区を表すものでした。郷土愛が極めて強く、関心も高いなど地元を大切にする土地柄は、市内随一ではないかと感じるところです。江別市の顔が野幌地区であるならば、江別地区は江別市のハート、魂だと語った方もいるほどです。江別市における小中学校の統廃合問題は、ハードとしての学校単独の問題ではなく、まちづくり全体の将来に関する事柄です。地域の方々とお話をすると、将来全体を包括する課題が次々に出てきます。少子化とともに住民の高齢化という大きな問題、景気低迷による商業・飲食店の問題、住宅環境と家族構成に起因する問題、災害時の避難施設や防犯の抑止力の問題、小学校統合後の跡地・校舎の後利用問題、歴史的建造物の問題、生活全般にわたる様々な課題などがわき水のように出てまいります。これらの問題には、教育部の所管を越え、建設部、経済部、健康福祉部、生活環境部、消防本部などが所管する課題が凝縮されています。近い将来の少子高齢化が進んだ地域社会の在り方や地域の状態を予測しながら議論を深めなければなりませんから、学校の統合に関する地域協議会での協議の進展と同時に、江別地区のまちづくり全体に係る将来計画も描かれなければならないと考えますがいかがでしょうか。江別市教育委員会では、江別市学校適正配置基本計画の中で、まちづくりに位置付けた学校建設として、教育行政は、今後のまちづくりにおいて、第5次江別市総合計画後期基本計画はもちろん、土地利用、交通体系、人口推移、災害対策など都市計画の側面、さらには市の経済政策や福祉政策など、市政全般と密接な関連があるとしています。そのため、これからの学校適正配置においては、中長期的な観点からまちづくりを見通す中で、地域にとってふさわしい学校の姿や配置を検討していくことが必要としております。第5次江別市総合計画後期基本計画の施策の中の市街地整備の充実では、その目的を機能的で魅力的な市街地や町並みを形成し、市民が暮らしやすいまちづくりを目指しますとしていますが、学校を改築する場合にも、こういった視点を取り入れていかなければなりません。そのため、単なる学校教育施設としての機能だけではなく、複合的な機能を併せ持った学校づくりを構想し、児童生徒が減少してもその地域の中心的、シンボル的な役割を果たし、将来にわたる都市形成の中で、望ましい地域コミュニティづくりに寄与できることを目指しますと記載されています。また、この素案に対する市民意見を平成21年2月1日から同3月3日まで募集したところ、募集期間の31日間で、32人の個人と1団体から郵送、ファクス、電子メールにより計81件の意見が寄せられ、それに対する江別市教育委員会の考え方と併せて公表されております。江別市学校適正配置基本計画(素案)に対する市民意見募集の結果と江別市教育委員会の考え方の意見提出者5の江別地区にお住まいの30歳代女性からは、空いた学校は、民間委託などにより、病児保育施設、託児所、老人保健施設として雇用の促進も考えてほしいという要望がありました。それに対する江別市教育委員会の考え方は、施設の利用や地域経済の活性化などについて、協議会の中で協議を進めてまいりたいと考えていますと答えており、江別市教育委員会のホームページ上でも公表されております。もちろん、施設の利用や地域経済の活性化については、江別市教育委員会単独で提案できるはずがありませんし、現在の地域協議会においても、メンバーの皆さんがそこまで想定して地域協議会に参加されているのかは不明です。そのためには、部局の横断的な民意を総括できる諮問機関若しくは現協議会自体のフォローアップが早急に必要なのではないかと考えますがお答えいただきたいと思います。市のホームページにある市長のページには、市長の言葉として、私は、これからの江別を支える子供たちが夢と希望の持てる地域づくりを進めます。お年寄りの方々に住んで良かった、そして、子供たちには住み続けたいと思ってもらえるオンリーワンのまちづくりを市民の皆さんと一緒に取り組み、次代に引き継ぐことが私に課せられた使命と考えていますと掲載されています。私も同様に考えるところであります。まちづくりを市民の皆さんと一緒に進め、次代に引き継ぐためにも、市民意識と行政諸活動のシンクロ化は必要不可欠になっておりますので、前向きなご答弁をお願いします。
○市長(三好 昇君)
まず、江別小学校と江別第三小学校の統合につきましては、既に、先月、地域協議会を設置し、協議を開始しているところでありますことから、早い段階で、学校の在り方等について結論が出ることを期待しております。そこで、江別地区のまちづくりにつきましては、市として、これまで水道庁舎や中央公民館・コミュニティセンターの設置、シンボルロードの整備のほか、ハローワークの誘致、旧岡田倉庫の保存活用、さらには活性化拠点施設として、えべつみらいビルの福祉棟と商業・業務棟の二つのビル設置に対する支援などを行ってきたところであります。これらの施策については、地域の重要課題として地域の皆様の声を伺いながら進めてきたものでありますが、これまで議会でも申し上げたように、十分な地域経済の活性化に結び付いていないのではないかとのご意見があることについては、大変残念なことと思っております。ご質問では、江別地区のまちづくりの将来計画や検討するための組織の必要性についてご提言をいただいておりますが、私といたしましては、これまで江別地区で展開してきた施策について、地域の皆様がどのように評価し、今後それらの成果が地域のまちづくりにどのように生かされようとしているのか。また、その中で自分たちは何をし、行政に対して新たに何を期待するのか、まずは地元でしっかりと議論していただくことが最重要課題であろうと考えております。市といたしましては、今後とも、そうした地域の方々のご意見を十分お聴きしながら対応してまいりたいと考えています。
○清水直幸君
江別小学校と江別第三小学校の統合については、地域協議会の関係者から、市長が江別小学校の跡地にマンションを建設する考えを披露されたと複数回耳にいたしました。そのたびに私は否定してまいりましたが、根も葉もない話だとは考え難いのであります。地域協議会のメンバーの中には、市長の考えが既に決まっているのであれば、忙しい中、無理して協議する必要がないのではないかという声もあります。先日、平成11年に制定された国旗及び国歌に関する法律に反対した菅総理大臣が当時の発言趣旨について、日の丸は大好きだし君が代も嫌いではないが、もっと元気のいい歌でもいいのではないのかという意見もあったと述べていたように、過去の表現の良しあしを問うものではありませんが、改めて地域協議会の位置付け及び役割を明確に市長からご説明いただきたいと思います。2008年5月12日に、中国の四川省をマグニチュード7.8の地震が襲いました。私が報道で真っ先に目にしたのは、崩れ落ちたれんが校舎から傷だらけになりながらはい出てきた泥まみれの子供たちの様子でした。その時点では、まだ多くの子供が生き埋めになっており、その後、多くの命が失われたのであります。このようなことを繰り返してはならず、江別市の子供たちをこのような悲惨な目に遭わすわけにはいかないという思いが江別小学校と江別第三小学校の統合に対する私のスタンスであります。だからこそ、私は、子供たちを一刻も早く安全が保障された校舎で学ばせてやりたいと思っています。これまでの江別地区におけるまちづくりについては、市長が答弁されたように、大変な熱意を持って岡元市長や小川前市長が取り組まれ、江別駅前の旧国鉄清算事業団用地の活用についてはもちろん三好市長も熱意を持って手腕を振るわれてきました。そのことは、私もよく理解するところであります。そうであるからこそ、学校統合についての協議を機に、より総合的なまちの将来の在り方を模索しようではないかと考えているわけでございます。市長がおっしゃるように、私も、地域の皆さんが自ら何をし、行政に対して新たに何を期待するのかということをしっかり議論していただくことが必要だと考えます。しかし、現在ある地域協議会は、そうした議論をする場としてふさわしいのでしょうか。地域協議会のメンバーの皆さんは、学校の統合に関して協議する場という自覚を強くお持ちだと思いますし、江別の文化や歴史に造けいが深い方々が多く含まれていると思います。ただ、私は、地域経済の活性化に向けた議論をするのにはふさわしい場ではないのではないかと思っております。また、非営利団体である二つの宗教法人の代表が加わっていることについても指摘せざるを得ませんが、この点について、どのようにお考えか再度質問をさせていただきます。水道管の老朽化対策については、全国水準のかなり上を進んでいると認識いたしましたので、さらなるご努力と願わくば市内の経済状況の把握に努められ、市内関係業者の手に余らぬよう事業を執行していただきたく要望するものであります。
○市長(三好 昇君)
江別市学校適正配置基本計画における対応ということですが、江別小学校と江別第三小学校を統合し、校舎を改築することにつきましては、現在、どこの地域に統合するのか地域協議会で検討しておりますので、結果を待って対応するのが本筋だと考えております。地域協議会におきましては、様々な視点から十分に協議をしていただけるものと考えておりますので、先ほど申し上げましたとおり、早期に結論が出ることを期待しているところであります。このたびの学校適正配置におきましては、校舎の老朽化の問題などから耐震改修をする必要があります。今、議員からお話がありました耐震化の問題は、非常に大きな問題であると考えており、早く安全な環境で子供たちが学べるようにすることが必要ですので、そういう意味からも、早急に結論を出していただきたいと思っております。併せて、教育的な視点から、理想的な学校とはどのような学校なのか、あるいは、中長期的な面から、どのような形で子供たちが学ぶ環境を整備するのがベストなのかという点も含めて検討していただきたいと考えているところです。また、地域の活性化について協議をする場ということですが、学校の統合問題を検討することと、経済的な側面などから地域全体の活性化を協議することは、若干違う部分もございますことから、地域経済を活性化するためには、どのような形で協議するのが地域の方々にとって良いのか今一度検討していただきたいと思っておりますので、その思いの下に、市としてどのような形で支援、協力ができるのか、一緒に協議、検討してまいりたいと考えております。
○清水直幸君
市長が江別小学校の跡地にマンションを建設すると発言したように聞いていると申しましたが、その部分について、市長から答弁がなかったように思います。
○市長(三好 昇君)
これまでも様々な機会をとらえ、例えば、大麻地区にはこのような形が望ましい、野幌地区についてはこのような形が地域の町なか活性化につながる、江別地区では人口の減少により、以前に比べ地域に人が住んでいないということが一番の課題であるというように、地区ごとの状況等についてお話をさせていただいております。いずれにいたしましても、江別小学校の跡地にマンションを建設すると言った覚えはございません。これはどの地域も同じだと思いますが、学校が移転して土地が空いた場合、地域の活性化のためには、町なか居住を積極的に進めなければ商店街も活性化されません。また、先ほどの質問にありました水道や道路整備の問題についても、今後老朽化した施設等を改修するためには、多額の経費が掛かるためどうすべきかという視点に立ってまちづくりを進めるべきだという話を様々な場面で申し上げてまいりました。このことは、先ほど経済部長がお答えいたしました地域経済の活性化や域内消費の拡大と併せてお話をさせていただきましたので、そういう中で誤解が生じたのかもしれません。
○清水直幸君
江別小学校の跡地にマンションを建設するという発言が真実ではないことがはっきりしましたので、私もふに落ちた感じでございます。市長はご存じないと思いますが、10年ほど前の議会で、江別地区は、水道庁舎、コミュニティセンター、シンボルロード、ハローワークの誘致や消防署江別出張所の移設などにお金を掛けたにもかかわらず、効果が見られなかったので、江別駅前の旧国鉄清算事業団用地の再開発を計画しても無意味であるから計画を撤回すべきだと発言した議員がおりました。花の種を植えて一生懸命世話をしても花が咲かないものもあれば、ほうっておいても花が咲き実を結ぶものがあります。行政が施策として精一杯水や肥料を与えたのに、花が咲かないと言われるのは残念だというお気持ちもお察し申し上げますが、市内全域はもちろん江別地区にも、今年の気候のようにもう少し太陽の光が必要であります。三好市長、もう一息です。あと四、五年頑張りましょう。

※平成22年第2回江別市議会定例会会議録(第4号) 5/5ページ より
http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/gikai/kaigiroku/source/2010t2/4/5.html

2010年9月4日土曜日

江別小学校友愛セール

今日9月4日は江別小学校の友愛セールが行われました。PTAが主催する大きな行事の一つで、いわゆるバザーですが、11:00から13:00までの2時間ほどの開催を、子どもたちは大変楽しみにしていました。

9月というのに残暑厳しい中、綿アメやかき氷を始め、手作りおやつの数々、リサイクル品の販売、おやじの会と先生方が炭火で焼く本格的な焼き鳥、また縁日でおなじみのスーパーボールすくいや型抜きなど、体育館にところ狭しと並んだ催し物に、子どもたちの笑顔と歓声が溢れていました。

この日のためにPTAは実行委員会を組織し、6月頃より準備を進めてきました。昨日も夜遅くまで、また今朝は早くから、皆さん一生懸命です。児童数230名の小規模校にしては盛大なバザーが開催できるのも、こうしたPTAの組織力と、地域の支えによるところが大きく、歴史ある街の歴史ある小学校ならではと言えるのではないでしょうか。

2010年9月1日水曜日

第3回地域協議会が開かれました

 8月30日(月)第3回江別小学校・江別第三小学校適正配置地域協議会が開かれました。今回は6名の欠席があり12名の委員と教育委員会より4名の出席で行われました。議題につきましては、8月13日に当ブログにてお知らせした内容とは若干異なるもので、以下の3項目になります。

(1)統合に関する保護者アンケートの結果について
(2)学校の適正規模について
(3)その他

(1)につきましては、江小・三小それぞれが行った保護者アンケートを、石垣委員(江別小学校PTA会長)、安孫子委員(江別第三小学校PTA会長)から説明をいただきました。加えて、当「考える会」が独自に近隣地域で一般向けに行ったアンケート結果を提出し、委員として参加しました筒渕(第二町内会育成部長)が説明してきました。予想通り三者三様の結果となっております。今後の議論の参考にしていくこととなりました。
(2)の学校の適正規模については、小規模校のメリット・デメリットや、現在政府でも検討がすすめられている少人数学級についてのシュミレーションなどを、資料をもとに再確認いたしました。
(3)のその他では、今後どのように統合の議論をすすめていくかを、参加委員全員の意見を聞き検討した結果、次回の第4回地域協議会は江別小学校の校舎を見学し、現江別小学校の場所に統合したと仮定した場合のメリット・デメリットを議論し、9月下旬以降に開催日程を調整することとなりました。さらに、第5回地域協議会においては逆に、江別第三小学校の校舎を見学し、現江別第三小学校の場所に統合したと仮定した場合のメリット・デメリットを議論することで合意いたしました。