月田健二教育長は、市内小中学校での2学期制の導入に向け、市教委が検討を始めたことを明らかにした。来年の早い時期に制度の説明やアンケートを保護者や学校評議員に実施し、その後に判断する。
2学期制は現在の3学期制に比べ、定期試験の回数が減り、成績評価も1回減ることなどにより、年間の授業時間を増やすことができる。成績評価も長期間の学習成果で判断できる。一方、試験範囲が広くなるなどの課題もある。
2学期制導入は、30年ぶりに授業時間が増える新学習指導要領が小学校で2011年度、中学校で12年度に実施されるのに合わせた措置で、江別で導入する場合も12年度以降になる見通し。
文部科学省が平成21年度(調査期間平成21年4月15日~平成21年6月5日)に行った「平成21年度公立小・中学校における教育課程の編成・実施状況調査」によると、平成21年度(一部平成20年度実績、平成22年度予定を含む)、2学期制を実施する予定の学校の割合は、公立小学校は約22%、公立中学校は約23%になっています。まだ多い数字ではありませんが、ここ2年くらいのあいだに急速に導入されることが予想されます。2学期制のメリット・デメリットを保護者や学校評議員に限らず、これから小学校入学を控えた保護者、さらには当事者である児童生徒にも丁寧な説明を行い、意見・要望を取り入れたうえで、検討・実施してほしいと思います。
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